WDE2010スピーカー紹介: ポール・アイリッシュ (Paul Irish)
Google Chrome チームの一員として開発者と常にコミュニケーションをとっている Paul は、Google としての顔というよりかは Web 開発コミュニティ、特に JavaScript 関連で大きな貢献をしている方という側面のほうが強いかもしれません。彼は jQuery の開発チームの一員として Chrome と同様コミュニケーションをとる役割を果たしています。また、Modernizr や CSS3 Please といったツールのメンテナンスにも関わっています。
最近一周年を迎えた JavaScript に特化したポッドキャストyayQueryでは、彼の豊富な知識や深い洞察はもちろんのこと、ブログなどではみることの出来ない彼のパーソナリティが見れるおもしろい場です。yayQuery はビデオでも配信されているので、こちらも要チェックです。
Paul Irish 関連で最近話題なのは、今年の 8 月にリリースした HTML5 Boilerplate でしょう。クロスブラウザの対処、パフォーマンスの向上、クロスドメインの Ajax と Flash の処理。そして IE へのケア。サイト構築をしていると必ずといって良いほどしなければならない手順をテンプレート化してあるのが Boilerplate の特徴です。彼のここ数年の経験がすべて活かされているこのテンプレート。特定のフレームワークやライブラリに依存しているわけではないので、柔軟に対応できるはずです。次にサイトを構築する際は、Boilerplate を起点に初めるときっとバグフィックを含めたプロセスが楽になるでしょう。
ちなみに Boilerplate の Wiki にはマークアップやサーバー設定に関する便利な情報が掲載されているので、たとえ Boilerplate を使わなかったとしても一読しておきたいですね。
Boilerplate を開発したときの知識やノウハウは今回の WDE のセッションで聞けるはずです。将来のブラウザを目指した先進的な開発をしつつ、古いブラウザにどう対応するかといった Web 開発者として永遠のテーマに彼はどう立ち向かっているのでしょうか。フロントエンドエンジニアにとっては注目のセッションです。
