WDE2010スピーカー紹介: ブルース・ローソン (Bruce Lawson)

HTML5 という言葉は去年あたりから頻繁に耳にするようになったものの、まだ「未来」というイメージが先行していることから、現実味がない方もいると思います。また、仕様もかたまっているわけではありませんから、今学習しても仕方ないと考える方もいるでしょう。今後変化する可能性があるものの、コンセプトはこれから大幅に変わることはありませんし、一体 HTML5 で何が可能になるのかを知っておくのは損ではありません。また、HTML5 の中にある幾つかの機能は既にブラウザに実装されているので実践の場で使うための土壌は既にあるわけです。特に比較的新しいブラウザが実装されていて、種類も制限されているスマートフォン環境では積極的に HTML5 を利用している Web アプリケーションやサイトが増えてきています。

Introducing HTML5 CoverHTML5 に関する悩み・不明なところの解消、そして今知っておきたいところを短期間で一気に学習したい方はブルース・ローソンが最適なスピーカーです。彼は現在 Opera の Web 標準のエバンジェリストとして情報発信だけでなく、国内外で数々の講演を行っています。今年の7月に「Introducing HTML5」という書籍を刊行しており、そこで今からでも覚えて損はない HTML5 の機能を幾つか紹介しています。アマゾンのレビューでも彼の書籍は高い評価を得ています。

カンファレンスの1時間足らずの講演では満足いかないという方は、彼のワークショップに参加すると良いでしょう。1日たっぷり時間を使うワークショップでは、HTML5 の新要素に関する詳しい解説だけでなく、古いブラウザ、モバイル機器などへの対応をどのようにしたら良いかといった実践的な内容まで盛りだくさんです。Webアプリケーションを開発の方にとってはARIA と HTML5 を組み合わせたアクセシビリティ向上のためのテクニックは興味深い内容ではないでしょうか。

自身の Web サイトだけでなく、Opera の開発者向けブログでも「Accessible HTML5 Video with JavaScript」をはじめ幾つかの記事を執筆しています。ちなみにこの記事では、HTML5 ビデオに JavaScript を組み合わせてアクセシブルな字幕機能を実現するための方法が解説されており今後の可能性を感じる内容になっています。また、HTML5 についての情報が一挙に集まっている HTML 5 Doctor でも情報発信をしているので、開催前にこちらも目を通しておくて良いでしょう。

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